情報化社会,インターネット,デジタルアート,日本文化
「ウルトラテクノロジスト集団チームラボ」の代表である猪子寿之氏による「情報化社会,インターネット,デジタルアート,日本文化」をテーマとした講演
http://www.4gamer.net/games/131/G013104/20110910008/
>情報化社会では,別の変化も起こっている。氏はその変化に関連して「言語化される領域の共有スピードが速すぎて,もはや情報は競争で優位に立つ条件にはならない」と語る。
従来のテクノロジーは国によって格差が発生した。「例えば製鉄技術のようなテクノロジーは,先進国と発展途上国で技術格差が存在していた」(猪子氏)。
一方,デジタルテクノロジーは,あっというまに共有されてしまう。したがって,先進国がそこで勝負しても勝ちを保証できない。近年であれば,ヒットしたソーシャルゲームに対して瞬く間に大量の「クローン」がリリースされた現象を想像していただければよいだろうか。
デジタル技術は,極論すればすべてプログラムで書かれているため,丸ごとコピーしてしまえばオリジナルとまったく同じ物を手に入れることができるのだ。
【長野】
要約するのならば、
・「そこでは本来の具体的な目的は失われており,行為を消費することを楽しんでいる。日本にはそういう文化がある」
・言語化される領域の共有スピードが速すぎて,もはや情報は競争で優位に立つ条件にはならない。言語化できない、文化の領域が価値になる
【考察】
あるヒット作をつくればすぐにパクリ商品がうまれる。それならば、コピーできない領域「文化の領域」を作ろう。という話。
音楽業界の生き残り戦略な「音楽業界は音楽だけでは生きていけないhttp://future-prediction.hatenablog.com/entry/2013/03/23/234510」や、異例の大ヒットゲーム「ソーシャルゲームが流行る中、普通のゲームは今後どうするか。http://future-prediction.hatenablog.com/entry/2013/03/15/233953」は、これの典型で「音楽を聴くという具体的な目的は失われて、”ライブの一体感”や”歌手と会える”といった行為の消費を楽しんでいる」「ゲームをクリアするという具体的な目的は失われ、”誰かに自分のアレンジを見せる”といった行為の消費を楽しんでいる」といえる。
【予測】
こういった最近の産業の“売れる”動向を総括したのがこの記事ではないだろうか。
これを現在意識的にしているのかどうかはわからないが、優秀なクリエイターはこの風潮を感じているとすればこれらのように、ガラッと産業の形態が変わる。
それと、これは割と現在ではSNSの普及もあって人の繋がりも促進する?
そこからの影響がどういう風になるかの具体的予測は力不足ゆえに想像できませんが、なにかしらの変貌は起きる。
SNSの時代だから求められる「ネタ消費」
http://www.assioma.jp/?p=5290&UA-11265849-5」
これもそうか。
というか、俺が「「スマート」は救世主にならない “面白くない”日本の白物家電http://future-prediction.hatenablog.com/entry/2012/11/14/231509」で書いた“あそび”要素もこの話の一環か。
【高内】
【About】
・これについて猪子氏は,「先進国の優勢は,文化だ」と語る。
「とくに,文化依存度が高くて,言語的に説明できない領域――例えば『カッコイイ,カワイイ,気持ちいい,面白い』という領域において,先進国が優位である」という。
(本文引用)
・技術×デザインなどのコンテンツの融合が鍵になるってことか。記事で上がってるiPhoneなんか型
的な例。技術×デザインとかなると一番にVocaloidが上がるのは僕の頭が偏ってるせい←。でも実際コンテンツの融合(戦闘アニメ×曲=マクロス)的な要素はその分野でも一芸引い出ている印象を受ける。二度おいしい的な。
【Prospect】
・科学技術の進歩というのはある程度飽和を感じつつある気がする。技術があったとしてもそれを商品化する難しさってのが一番の壁か。電力のところでも言った「超伝導」の話も理論はできてるのに施設を建てるのがってのもこれに入るのかね。
したのやつも同じような話が載ってたので。
ソース:もしもトヨタがF1復帰したら若者のクルマ離れは止まるのか
http://www.news-postseven.com/archives/20130423_184563.html
・上のF1の技術の話があるが、エンジンの効率がどこまで上げれるか?というよりもデザインや機能性の方が消費者の注目を受けるのではないか。車×カラオケとか自分はいいなって思ったり。(友達の車で熱唱してたら怒られた経験より)
・エンジンとか詳しい方々は違うのかもしれないけど、車体のデザインなどに僕は魅力を受けるから。どっちが大多数かというと後者かなって。でも前者も消費者ターゲット(むしろ購買欲は高い方々になるかと)なのでそちら向けのコンテンツも作れたらいいじゃないかな。