「景気が良くなるとタクシー使うという意味がわからない」という考え
景気が良くなるとタクシー使うという意味がわからない
【長野】
【要素】
若者の価値観
【兆候】
若者は景気良くなっても、”いらないこと(記事だと、タクシー利用)”にお金を使わない。より正確に言えば、『その感覚がわからない』。
【考察】
不景気のため、どの世代もモノを買わないで貯蓄に回す。
しかし、同じ『モノを買わない』でも、若い世代とそれ以外でも意味合いが違う。
前者は『モノを買わないのが”普通”なので、景気が良くなってもそこまで明確に購買が変わらない』
後者は『普通の状況(不景気じゃない状態)だから、今は普通の状況のときにしていたことを抑える。』
端的に書けば、そのような違いがあるように思える。
何故こうなるかというと、”普通”の環境の違い。
タクシーを使うのは昔は普通だったため、昔を経験している層は不景気のときはお金がないから”我慢していた”。
そのため、お金があるようになると、我慢する必要がなくなったのでタクシーを使うようになる。
一方で若い世代は、タクシーを使うのは”普通”ではない。はじめから「タクシーはなにか特別なとき以外は使わないもの」という感覚なのでお金ができようと電車で帰れるなら帰る。
【予測】
つまり、消費に関しての価値観が根底から違うので、景気が良くなっても若者の消費増加は他の世代と比べたら小さい。
更に言えば、分野によって比例関係に無いものもある。
例えば、外食はお金があるとちょっと良いものを食べたりするだろうが、タクシーとなると(ハードルが多少下がりはするが)基本的に使わないまま。
違いとしては、考察にあるような”普通”の差。不景気によって、使用しないのが”普通”になったものは好景気の影響を(若者に関しては)受けづらいのでは。