「アンダークラス化する若年女性」
「アンダークラス化する若年女性」 労働政策フォーラムで議論 - ニュース
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20130713/Advancenews_news201307_post-887.html
【長野】
【予兆】
・安倍政権になってから女性の労働関係はかなり注目され気味な気がするのでこの流れで人々の意識が高くなるので、近々国が大々的に動きそう
・「若者は絶対的視点で見れば貧困など問題が多く”不幸”であるが、その不幸にも関わらず”満足している”という矛盾がある」という”絶望の国の幸福な若者たち”論調が浸透しまくってる
【考察】
女性労働関係は予兆に書いた以上は時にないので省略。
”絶望の国の幸福な若者たち”論調は良くも悪くも今後の若者関係に多大な影響を与えるのでは?
”絶望の国の幸福な若者たち”論調と書いたように、大本は古市憲寿の著書『絶望の国の幸福な若者たち』以降、朝ナマでピックアップされたりと若者論として完全に浸透している。大抵の若者論の帰結がこれになってる。
(簡単に説明すると、「貧困で超美味しい高級料理は食えなくても500円もあれば牛丼とかそこそこ美味しい食べ物食えるから満足できる」「満足度は絶対でなく相対で測られるので、周りも皆貧困だから相対的には自分は不幸でないと感じる」みたいな感じ)
このあたりの話は後藤和智著「お前が若者論を語るな!」に細かく書かれているが、少し前の若者論は宮台真司による「ブルセラ社会論」「島宇宙化」と酒鬼薔薇事件あたりからの「キレる若者」論調がベースとして語られ(統計データなどとの乖離があるにも関わらず)定着して、これらをもとに問題解決が図られたりして現実との乖離も多く合った。
で、今の若者論の流れは”絶望の国の幸福な若者たち”をベースとなり浸透しているので、この論調が正しいかはわからないが、これをベースとして世の中では語られるのでは。
また、同時に若者自身も共感する部分はあるのでこれに合わせた誘導によって、若者自体の流れもそうなる。ノマドブームとかもこのあたりからきてる?
そーいや後藤和智で思い出したけどニート論調とかをみるとわかりやすいか。
ちゃんと統計をみたら、定義通りの”働く気がない若者”は昔から割合はほぼ変わってなくて、実際は”働きたいけど雇ってもらえない”という人が多いにも関わらず、ニート問題の解決策が「就職先をつくる」ではなく、「若者の働く意欲をどう上げればいいか」にすげ替えられていることによる乖離。