大学生に見る若者の「承認」欲求の現在
大学生に見る若者の「承認」欲求の現在
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nanbakoji/20140108-00031373/
【野口】
承認欲求自体は、もともと健全な欲求だし、成長の過程で必要なものだけど、今使われてるのって、ちょっと意味がズレてるよね。 そういう言葉ってけっこう多くて、そのズレから生じる新たなズレ、みたいなのもあるような…
なんか感覚的で上手く書けませんが。
【古川】
私、この1月は何度かツイキャスを行ったのですが、あれの承認欲求満たされる感、ハンパなかったです。女子高生がハマるのもわかる気がします。それについてはまた後日まとめたいと思いますー。
私の場合も、「現実世界では適切な評価を受けれなかったけれど、ネットに自分をさらけ出してみたら、私が求めていたような友人や反応、フィードバックがじゃんじゃん集まるようになった」(≒承認欲求が満たされた)ので、インターネット大好きっ子になった、という部分は大きいですね。
そしてとうとうこんなのできたみたいですね。
はてなが承認欲求に特化したまとめサービス「大承認」を公開したから承認してあげてほしい - ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1402/13/news117.html
【長野】
こんなんもありますね
“承認欲求の流動食”に依存する人々
http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/touch/20121018/p1
なぜ承認欲求と自己愛が問題になるのか?
http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20140105/1388933903
承認欲求そのものを叩いている人は「残念」
http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/touch/20140109/p1
あと、「絶望の国の幸福な若者たち」もそのあたり書いてたかな。
http://mercamun.exblog.jp/16305833/
体感としては、Twitterで承認欲求の悪循環起こしている人をよく見かけますね。
実際はどうあれ、いくらでも自分を誇張することができるしお世辞が生まれやすい環境でもあります。また、いくらでも都合の良いネットワークを広げられる一方で、都合の悪い存在はブロックすることで排除することが簡単に行えます。そのため、ひたすら承認をされる心地良い環境が生まれるとともに、承認欲求によって動かされる傀儡になっている人がちょくちょくいます。
自分が空の人ほど承認欲求を求める。で、これは貧困になればなるほど増えてくるのでそのあたりで将来的に承認欲求を欲したあげく”拗らせる”人が多そうですね。
例えば、
『 @bukrd405:
「ただ所属しているだけで承認欲求を満足させてくれる」のが軍隊、国民国家、宗教共同体などなのでしょうね。』
『@sweets_street ヨーロッパでも、社会的上昇の道が閉ざされている移民の子弟がイスラム過激派に取り込まれる、という事態が起きています。そういう意味で欧州諸国は移民の統合に失敗したといえるでしょう。』
とか。
それと
ユーザーは何をモチベーションに投稿するのか
http://media.looops.net/masaki/2012/10/11/user-motivation/
に対して
『@Kohei_41
多くの人からリアクション(反応)を受けたいという「自己顕示欲」と「社会的承認」が,投稿の動機になると思います。この2つを刺激する施策が大事』
のように、上手く承認欲求を刺激させるようなビジネスモデルが承認欲求を求める人の増加で増えそう。
前々から「クリエイターの時代になる」ということはこの活動で予測してますが、それもクリエイター=何か作れるすごい人という賞賛を受けやすく承認を得られることがモチベーションになっていることも多いでしょうし。まぁこれは技能がいるのでインスタントに承認を得ることは出来ませんが。
ただ、ニコニコ生放送などの何もない人がタダだべっているだけのしょうもない放送や、「うたってみた」界隈とかはインスタントにできる承認欲求刺激モデルっすかね。
【おまけ】
「承認欲求」という言葉の歴史的起源をさぐる