なぜ、企業が未熟な新卒を育てる必要あるの?—誰が教育を担うのか
なぜ、企業が未熟な新卒を育てる必要あるの?—誰が教育を担うのか
http://blogos.com/article/68837/
>ひとつの会社に就職する際に「今後、転職・独立することが前提」になりつつあるということ。
(中略)
企業は「どうせ教育しても辞められるんだし、教育が不要で、即戦力になってくれる人を採用しよう」と考えるようになっていくでしょう。
>今の現状は、「教育コストを誰もが拒絶し、とりあえず親と学校に押しつけることに決めている」と形容できると思います。
【長野】
【考察】
肌感覚だと、割と二極化している気がする。
「終身雇用無理とはいうけど、何となく今までの流れで特に何も考えずに大企業目指す」
「(記事にあるような)どこでもやっていけるようにor独立のためということを踏まえて、研修制度が充実していたりそのためのスキルを積めるどこかで腰がけとして軽く就業する」
後者はベンチャー志望に多いかな。ただし、就活前までは後者だけど、いざ就活をしてみたらそのチャレンジャブルさに怖気づいてか、結局前者になる人もやや見受けられる。
【予測】
だいたい記事に書いているけど、記事にあるように、上記の後者側が増えたら採用の即戦力志望は増えていく。
即戦力のために、そのための教育を在学中の状況に求めるし、その意向を踏んで学生側も何かをするし、需要があるのでそのうち環境も整備されていく。
ただし、整備はされるがオンラインに授業が思うように上手くいかなかったりするように、結局のところ学生は現状の不安というより将来への唯ぼんやりとした不安なので危機感を持って真剣に取り組める人は少なく、なんとなくそれをしてという人の方が多いように思える。
わかりやすい例だと、「今後英語必要になるし就活でいるからTOEICとかしないとなぁ」と思いつつ全然勉強しない的な。
なので、結局のところ環境が整備されようと一部の学生を除いて企業の求める”即戦力学生”なんて期待通り生まれないし、生まれたところでその会社に就職する必要性がない。(国内企業では)せいぜい大企業くらいにしか関係無いし、中小企業は普通の学生しか採用できないし、ベンチャーは数年でやめる。
そうなると、結局即戦力を求める限り中途採用しかないので中途需要は上がるし、期待通りの学生がいないので新卒は絞られる。
「大して魅力のない企業が即戦力の学生を求める」って床上手の処女を求めるイケてない童貞かよって話デスヨネ
記事にある高校生に音楽ビジネス体験をさせる「ブラストビート」http://journal.shingakunet.com/column/6724/
俺はあまり詳しくないけど古川さんが「いわゆる意識の高い活動が低年齢化してきている」みたいなことを言ってたけど、これもその「教育を在学中に求める」の波のひとつかな、と。