FreakOut CEOが語る広告の未来
FreakOut CEOが語る広告の未来
http://hitch.jp/blog/honda_batara/#top
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衛:現在Freakoutでは、どのような事業を展開されているのでしょうか?
本:はい。我々が登場する以前から、広告の媒体をまとめるというアドネットワークというのは出てきていたんですけれども、まだアドネットの島がいくつも出来ていた状態でした。例えばある広告主がWEB全体に広告を出そうと思ったら、いくつものアドネットワークに広告出稿していたというのがこれまでの状態だったんですよ。
衛:それでは広告を出すのも大変ですね。
本:これを、我々のようなDSP(デマンドサイドプラットフォーム)というものを提供する会社が現れて、DSP提供者に1つ広告を出すだけですべてのアドネットワークに対して広告が提供出来るようになったんですよ。でもそれは彼らの管理画面をそれぞれAPIで繋いでいるという訳ではありません。僕らがやっていることはRTB(リアルタイムビッティング)と呼ばれるもので、すべてのアドネットワークがブラウザからリクエストを受けるごとに、アドネットワーク会社のサーバーが僕らにリクエストを受けた情報を飛ばしてもらっています。それをすぐに、「この人がこのURLのこの広告枠を見ているなら、僕らがこの広告主のために買います」という返答をして、入札制で、それに勝てればぼくらの広告をださせてもらうという形でやっています。
【北野】
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衛:なるほど。では今後、広告のテクノロジーはどのように発展していくと思いますか?
本:基本的には今後もテクノロジーへの依存は高まるばかりじゃないかと思います。それは広告主もそうだし、媒体側もただタグを貼っているだけじゃだめで、「こういう人にはこういう広告を出さなければいけない。」とか、例えば「記事広告は、この記事を何回見た人には、この記事広告を見せた方がいい。」だとか、いろいろなニーズがあると思うんですけれど、それはもうテクノロジーでしか解決出来ないと思います。
今後の広告の未来。
広告のテクノロジーへの依存は今後も高まりつつあるみたい。
おそらく、人の細かい感情までも考慮された広告表示になっていくんだろうなあ。
RTBの仕組みなんてのも全然知らなかった。
入札制ということは、基本的には資金力が肝になるってことなのかな。
で、そんな中で勝っていこうと思うのならば・・・
オークションみたいに、目利きの良さが必要になってくるのかな?(実際には目利きなんて悠長なことをいっていられない仕組みなのは分かってますが・・・)
目利きがおそらくテクノロジーの精度の高さってことになるのかな。
となると、RTBに関して言えば先行者利益がすごく大きくなる気がする。
たとえば、安くてそこそこ良い広告枠が何百個かあったとしてー
当然、いっぱいそこをかっさらっていくのはたぶん圧倒的に資金力のあるとこ。
で、その次は、そいつらの目の届いてないところでうまく買える中堅の技術力のあるとこ。
余ったのを、弱いところで取り合い。
で、当然だけど良い広告枠をいっぱい買えたところがいっぱい儲かるからー
さらに目利き(より良い広告枠を判別するテクノロジー)がよくなる。
この循環がずっと続けば、この業界って後発の会社が戦う場所って残されていないのでは?(圧倒的な資金力がある場合は別。)
んー、どうなんだろ。
【長野】
>これまでだったら「何クリックでいくら」とか、「いくら広告予算を使う」とかそれだけだったんですけど。今はそれだけじゃなくって、「このブランドは今こういう印象をもたれている」とかそういうところもどんどん測定するような指標も生まれてきているんですね。
「どう思っているか」というところを単純なABテストだけでなく「どういう理由で」という部分までわかるようになるといった感じなのかな。
そうなると、最近は「アニメ好きで旅行好きという情報があるからアニメ聖地巡礼ツアーの広告を出そう(テキトーな例)」くらいの趣味などの大枠コンテンツに対してのアプローチだったのが、広告のセンスでも細分化される?例えば、前述の例+詳細まで書いた広告の方がこの人は良い、とか。
どんどんとその人に合った広告が出されるな。究極的には、それらのデータをもとにした自動生成デザインの広告とかも出てきそう。