『はだしのゲン』騒動のばからしさ
『はだしのゲン』騒動のばからしさ
http://agora-web.jp/archives/1554148.html
広島の学校には殆ど置かれている程の漫画なんだけども、何でこんなに騒いでるんだろうねぇとちょっと疑問に思っている。
はだしのゲンが本当に子供に悪影響を与えるだろうか?
広島市内には原爆資料館という相当にえぐい展示を行っている場所があり、当時の写真やら人間の皮膚が皮膚がでろでろになったマネキンやらを置いている(長崎にも似たようなものがあって、こっちはもっとえぐい)。
「原爆は正義の鉄槌だ!」って信じて止まないアメリカ観光客が入館し、出てくると顔を青ざめさして「これは余りにもひどい…」と言わしてしまうほどだ。
そんなものを広島市内の子供達は小学生の時にほぼ100%見に行かされる。学校行事で。強制的にだ。
それでも、広島の子供が特に犯罪に手を染める率が高いとか、ニートが多いとか、心を病むのが多いなんて統計は出ていない。
このエントリーとはちょっとズレているかもしれないけど、俺はこの騒動をそんな目で眺めている。
そんなにはだしのゲンが残酷な描写が多いと思うなら、原爆資料館の展示を子供に見させるのも止めてくれませんかね?って。
【長野】
なんかこの記事、主張ありきで無理やりそれっぽい理由付けしたときに起こる文章にありがちなチグハグさになってて気持ち悪いな。。。
と、いうのは置いとくとして、
結局反発が多かったから読めるようになったみたいだけど、ノイジーマイノリティによって起きたことだけど、ネットで拡散されることでノイジーマイノリティの主張が通らなくなってきている。
ひと昔前までは、「子どもに悪影響」などの美辞麗句を並べた臭いものに蓋をするような暴論は、反論すると世間体に響くからそのまま主張がいつのまにか通っていたが、ネット時代、更に言えばSNSによるネットで話題になりの一般普及や拡散によって反論がしやすくなり、暴論が通らなくなってきている。
まぁ反面、衆愚の意見が大きくなることで衆愚政治に繋がったりすることにも繋がるのだけど。
要するに、それが暴論だろうと正論だろうと、良くも悪くも声の大きさに依存しない単純な絶対数、マジョリティに属しているかどうかで意見が通るかどうかが強まったということ。