賃金上がらず若者敬遠。深刻な建設作業員不足。
賃金上がらず若者敬遠。深刻な建設作業員不足。
http://sankei.jp.msn.com/smp/west/west_economy/news/130602/wec13060219430005-s.htm
【北野】
地震が多い国で、公共事業に積極参加する人材が少ないって大きな問題。
たぶん原因が大きく分けて二つあって、
一つは低賃金。もう一つは建設作業員に対する社会的なイメージの問題。
ここらへんってこうやって言い切るのは簡単だけど、人々の事情はきっとすごく複雑。
で、低賃金はおそらく一時的に改善されるけど長期的には改善されない。
社会的なイメージの問題はおそらく改善されない。
個人的な見解を書いてみます。
まず賃金の問題について。
一時的な改善というのは、建設作業員の賃金が上がるということではなくて、
日本人の全体的な(全国民平均の)賃金の減少幅よりも、建設作業員の賃金減少幅が少し小さいのでは?という予想。
もう少し丁寧に言うとおそらく一部の第三次産業が世界・機械・ITに仕事を奪われるスピードよりも
第二次産業が仕事を奪われるスピードの方が遅いのでは?
という個人的な見解。
そしてそれも長期的に見れば構造的に今と大きく変化しないので、賃金は現場維持では?
と考えています。
社会的なイメージは今のまま何も起きなければ何も変わらないと思う。
たぶん、少し前の農業に対する世間のイメージなんかも近いものがあると思う。
今でこそ第六次産業なんて言葉が出てきて農業も見直されてるけど。
建設のシーンに対する第六次産業のようなイメージが広まらない限り、この問題も解決しない気がするなあ。
完全に余談だけど第六次産業が、農業を救うみたいな考え方すきじゃないです。
すごく乱暴な言い方をすると1+2+3にしないといけない時点で1は1だけで成り立ってないってことでしょ。って思うのは僕がひねくれてるから?