人の助けを必要としない、AIの「直感」学習モデル
人の助けを必要としない、AIの「直感」学習モデル
http://wired.jp/2013/07/04/yoshua-bengio/
【杉山】
コンピュータに「学習」をさせることは、近年アツい研究分野だった。
その前提として、多数の教師データ(サンプル)を基に学習をさせる必要があり、それが「機械学習」だった。
そこから、もう一歩先に進んでいるのがこの研究。
人間が意識的にアクセスのできない「直感」というものを実装しようというもの。
このモデルの有効性が確かめられると、Googleを始めとするデータを扱うところから始まり、イノベーションが起こるきっかけになるかも。
「ベンジオ氏の新たなモデルでは、コンピューター自体が「データの統計的構造」と呼ばれるものを学ぶことができる(現段階では小量のデータでテストされたのみだが)。例えば、あるコンピューターに人間の顔を認識できるようにした場合、このコンピューターは人間の助けがなくても、顔に似た新たな画像をいくらでもつくり出すことができるようになる。また、コンピューターが画像の一部を認識して残りの部分を予想したり、文章の一部を認識して抜けている部分を予想するようなことも可能になるという。
」