離れていてもテレビやビデオを友人・家族と一緒に視聴できるソーシャルテレビ「SimulTV」
離れていてもテレビやビデオを友人・家族と一緒に視聴できるソーシャルテレビ「SimulTV」
http://techable.jp/archives/5663
【北野】
>SimulTVでは、ストリーミングの番組またはオンデマンドのビデオを鑑賞できる。一緒に鑑賞したい人に“招待状”を送り、参加する人はウェブカムまたはGoogle Hangoutのようなサービスを使って互いに映像でつながる。リビングでソファに座って同じ画面を前にしているかのうように、リアルタイムで内容についてチャットなどで感想を交わしたり、スポーツのゲームなら一緒に盛り上がったりすることもできる。
最近、インターネットの使われ方としてこういうのが増えてきている。
まぁTwitterの影響が大きいと思うけど。
この傾向に合わせてハッシュタグを用意する番組なんかも増えてるよね。
こういう使われ方ってもちろん、なんらかのエサがあるんだよね。
で、おそらく多くの人が同時共有しやすいもの(≒マスメディア)がエサとしては最適なんだろうな。
SimulTVのサービス拡大もそこらへんが鍵になってくるのかも。
つまり、よりよいエサを集めることができるかどうか。
あとはエサを食べる人々の母数。
よりよいエサを集めることに関してはYOUTUBEやニコニコ動画にはたぶん勝てないだろうし、
エサを食べる人々の母数に関してはTwitterには勝てない。
じゃあSimulTVのポイントはどこかっていうと身内感や共通時間共有意識なんだろうなーと思う。
ぼく個人的にSNSやソーシャルの世界ってまだまだ未熟な産業だと思っていて、
だからソーシャル疲れなんて言葉をよく耳にするようになったんだろうなーと。
市場が成熟するにつれてきっとニーズが細分化されて、
それに合わせたサービスが続々と出てくるはず。
SimulTVだって多分その内の一つ。
ソーシャルって産業のテレビってジャンルの先駆者になるんじゃないかな。
このサービスみたいな、今後はソーシャルって産業の○○ってジャンルがもっと複雑化していく予感がします。
【長野】
「旧メディアの最近の大きな動き
http://future-prediction.hatenablog.com/entry/2013/04/28/183955 」
にもあるように、TV系の戦略がこういう共有型にシフトしようとしている。
ただ、若い世代でTVを観る習慣がなくなっている人が増えているようなので(ワールドカップとかオリンピックとかイベント系を除いて)実際に流行るのか?というと疑問。
オンデマンドだと時間に囚われないけれど、だからといってオンデマンドを一緒に見ない?と誘ってオンラインで会話というのもわざわざ起きるのだろうか?
と考えるとやはり身内で盛り上がるより知らない人とガヤガヤできるニコニコ動画とかの不特定多数の集合知(?)があつまる方に優位になる気がする。
不特定多数の何が優れているかっていうと、単純に数が集まるというのもあるけど、気軽にテキトーにコメントできたり、わざわざそれを観る人=細分化された場にいる人=好きな人が集まるというのはある気がする。
そう考えると、「友人に招待を送る形」から「趣味コミュニティ(mixiコミュニティみたいな)」に対して招待を送る形になるのでは?と思う。
多少細分化されたカテゴリーでの掲示板などを整備したコミュニティをTV側から公式提供➙そこに向かって共有機能をつける、みたいな。
あと、別の話だけど「どこで盛り上がるか」「どういう話がでるか」「この番組が好きな人は他にどういう番組が好きか」などのデータが取れるからそのデータを活かしたテレビ作りなどをするようになりそうだよね。視聴率なんかよりよっぽど具体的にデータとれるし。