キックスターターで自分の個人情報を売る男が現れる
Man Sells Personal Information On Kickstarter
(キックスターターで自分の個人情報を売る男が現れる)
http://www.ubergizmo.com/2013/05/man-sells-personal-information-on-kickstarter/
Man takes on data miners by selling personal information via Kickstarter
(個人情報を金に換える男)
【古川】
日本語文献がなかったので英語の記事。クラウドファンディングサイト「Kickstarter」を使って、自身の個人情報を1日2ドルで販売する男が登場したというニュースです。
販売する個人情報は、訪問したページ、マウスポインターの動き、ウェブカメラによって撮影される彼の表情、GPS情報、使用したアプリのログなど。
Kloutスコアが高い人に特別待遇を行う、などのインフルエンサー・マーケティングが増えている中、これはある意味、そのアンチテーゼとも言えるかも知れないなと思いました。
「自分のデータの価値は自分で決める。企業が価値を決めるな」という考え方はもしかしたらこれから広がっていくかも知れません。主流にはならないような気もしますがw
あと、Kickstarterを使った、ということも大きな意味がありそうなことにも思えます。
Kickstarterは、本来は、クリエイティブなプロジェクトのためのクラウドファンディングサービス。この、個人情報の販売をきっかけに、もっとユニークな使われ方をされるようにもなるかも?
【長野】
有名人のデータを自分で公開して追体験させるようなのは絶対出てきそう。
ある人間の連続的動きを売るというのは、ニーズありそうだし売る人はかなり出そう。個人情報が保護される時代だからこそ、個人情報を売る人が現れる。今まではえいぜいアンケートに応えるだとか住所とかくらいだったけど、些細な行動データは価値が高いのに簡単に取れるからなぁ。
インフルエンサーの情報は色々な人が注目するから、「よく行く店」というのは注目されやすくなる。そうなると、店とスポンサー契約するとかも起こりうる。
インフルエンサーが優遇される社会になる兆候があるので、影響度は今後ますます大事になるんだろうな。