ロボット化が進めば、中間層はどうなるのか
ロボット化が進めば、中間層はどうなるのか
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1209/25/news070.html
【長野】
先進国でも機械に乗っ取られるが途上国ももちろん乗っ取られる。そのため
1.(安い人件費を求めて先進国が向上を途上国に移すのは変わらない、として)途上国の雇用のパイが少なくなって市場競争原理でより賃金が下がる
2.先進国では最新機器により効率化が進み発展するが、富の薄い途上国の現地企業(非・外資)では最新機器は買えず効率化はできない。
そのため、途上国と先進国の格差は更に固定化されて広がる。
まぁいわゆるよく言われている南北問題なわけだけど、ロボットレベルになると今まで以上に加速化しそう。
【北野】
ブルーカラーについて書かれたwikipediaがおもしろいことを思い出したのでついでに張っときます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC
南北問題の加速はたしかに・・・ただ一番の"安い人件費を求めて先進国が工場を途上国に移すのは変わらない、として"って部分は今後変わるかも、と個人的には思ってる。機械化が進み人手がかからないのなら輸送費コスト、輸送リスクを考慮した上で国内に工場が戻りつつある可能性もあるのでは。
ちょっと関連記事思いついたけどだいぶ昔に読んだやつだからURLわからん・・・(;;)奇跡的に見つかったら張ります。
あと本文中の
”先進国では20世紀前半に工業化が終わり、今は新興国での工業化がようやく終わりつつある。中国はそろそろ終わりなので、人件費が上がる可能性が高い。それが今、東南アジアや南アメリカなどに行っていて、最終的にアフリカに行くでしょう。アフリカの工業化が終われば、人口は減るのではないでしょうか。”
この意見は同感。というかすでに中国の人件費は上がってるみたい(cf.こないだのこれ http://www.nikkei.com/article/DGXZZO46075790S2A910C1000000/?df=2)
今後、人類または人件費の高い日本人が何をするか・・・という視点は常に意識すべき。
【長野】
機械化できるとこはしてて、あとは人じゃないと出来ない細かい作業とかが人を使ってるイメージだったけど具体的にはどのレベルまでなんだろ。
そのあたりは、機械に代替できるけど機械導入コストより人件費のが安く抑えれるとかによってレベルは変わるのだろうか。(アップル依存の記事で思ったがリスクヘッジとしてあえて導入しないとかもありそうだが)
もしそうならば、北野のいう「人出がかからない」という状態は一生起こらないから、人件費の世界差がある限り他国工場は無くならなそうだけど。
時間あるときに調べてみるか。。。
【北野】
人手がかからないは言い過ぎだな。まあ何が言いたいかというと製品の製造コストにおける人件費の割合が減ってきたときに、そのわずかな他国との人件費の差額分と輸送コスト×輸送リスクを天秤にかけるとすると、人件費の差額分の方が安く済むようになってくるのでは・・・と個人的には思ってる。
もちろん長野の言う通り、人件費の世界差はなくならないし、機械でどこまで人を省けるかって面が明確化されない限りこの問題はこれ以上深堀できないかなーと。
個人的には”機械で人手が極力かからないようになった場合”、今後は国内工場への回帰もあるのでは・・・と思ってる。
【長野】
所得の格差が国内で進みまくるだろうし、輸送費とか考えなくても案外、国内の下層の人の賃金がアジア並になるかもしれんw
【北野】
あー、国内賃金の格差はたしかに!
いい視点!